2025年7月25日(金)の日経平均は、マイナス370.11円(マイナス0.88%)と下落して終値は41,456.23円でした。
22日(火)のアメリカの日本からの輸入関税交渉が締結されたニュースを受けて、日経平均は、23日(水)にプラス1,396.40円、24日(木)にプラス655.02円と上げましたが、合意の内容が少しずつ明らかになってきているためか、この上昇は25日(金)まで続きませんでした。

合意の内容については、不明な点が多いのですが、アメリカのメディアから断片的に伝えられています。
例えば、日本からアメリカへの5,500億ドル規模の投資の義務付けについては、日本が負担する5,500億ドルは日本円に換算すると80兆円を超えます。投資先はアメリカが決めて、利益の90%はアメリカが受け取るという不自然なスキームです。
金額が大きいので、日本の企業の一部や、国が債務保証をするのであれば、金融機関の一部は、利益が出るかもしれませんが、日本の株式市場からはお金が抜けて行きそうです。
また、投資で失敗しても、運用者の懐は痛まないお金となると、色々な形で、大量の不良資産を高額で買わされたり、裏金作りやマネーロンダリングに使われたりもしそうで、一瞬で溶けてしまいそうです。
最終的には、80兆円を超えるお金を、長期にわたって、直接的・間接的に日本の国民が負担することになるとすれば悲劇です。
日経平均は、今週から、8月SQに向けた新たな試練が始まりそうです。
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